圧力分散デバイス リコイルエイド
2021.06.18 製品情報
リコイルエイドは、タフ チタンK(川本重工製)の反発特性を活かし、圧分散を容易にし、胸骨圧迫の効果的な実施を可能にします。
リコイルとは
胸骨圧迫の施術時において、胸骨押下と胸骨押下の間に十分胸郭を拡張させる事で、全身の静脈から血液が心臓へ還流します。このことにより、次の圧迫胸骨で有効な心拍出が得られます。十分に拡張された胸郭は、次の胸骨押下時にも心臓から血液を吐出することを可能にします。不十分な圧迫解除では有効な結果を得ることができません。このため、胸骨圧迫時には、胸郭が拡がるのを妨げないことに留意する必要があります。
産学連携による救急医療用胸骨圧迫補助デバイス「リコイルエイド」の特徴
リコイルエイドは、国士舘大学大学院救急システム研究科教授 田中秀治先生が開発した「胸骨圧迫補助デバイス」と、国立大学法人豊橋技術科学大学機械工学系教授 三浦博己先生が開発した「タフ チタンK」の連携によって生まれた圧力分散デバイスです。
川本重工製 タフチタンK (登録商標 NO6247322)の特性
特製 | 具体例 |
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① 耐久性に優れる | 海水でも完全耐食性あり |
② 生体親和性に優れる | 純チタン。レアアース含まず |
③ 高強度 | チタン合金並みの強度 950Mpa |
④ 弾性に富む | ステンレスの50%縦弾性係数 |
⑤ 低い熱伝導率 | アルミの8%熱伝導率(熱が伝わりにくい) |
⑥ 磁性が極めて弱い | 非磁性体に近い透磁率 1.00005 |
⑦ 肌に優しい | メタルアレルギーに大して優れた抑制効果あり |
⑧ 熱収縮し難い | ステンレスの約50%の線膨張率 |
⑨ 高級イメージ | 高級カメラ 高級マグカップ |
タフ チタンKの開発
タフチタンKの特性
試験所:神奈川県立産業技術総合研究所